2015-08-15

これまでのタブレットとはひと味もふた味も違う! ~ASUS ZenPad S 8.0 レビュー 本体編~

前回は、ZenPad 発表会の話を元に、ASUS Zen シリーズの「熱さ」を語りました。

今回は、話が変わって「ZenPad S 8.0 (Z580CA)」本体のレビュー。 (予告通りですが。)

この投稿では、「使ってみて、ASUS ZenPad S 8.0 の良さを感じた点」をピックアップして紹介していきます。




■ その1 「画面比 4:3 のディスプレイ」


今まで、Android タブレットだと Google Nexus 7 (2012)、ASUS Fonepad ME371MG にお世話になり、Windows タブレットだと Lenovo Miix 2 8 を使ってきました。

いずれのタブレットも縦長 (横長とも言えるかも)、画面比で言えば 16:9 や 16:10 (8:5) のメディアコンテンツに向いた端末ばかり使ってきました。
(特に狙ったわけではなく、どちらかと言えば、各タブレットメーカーがそういうモデルばかりリリースしているため。)

で、「ZenPad S 8.0」を普段の生活の中で使ってみたのですが、4:3 ディスプレイの偉大さを身にしみて感じています。

いつもタブレットでやっていたことを、ZenPad S 8.0 でやっているだけなのですが、それでもすごく感じます。

例えば、皆さんも頻繁にやっているであろうブラウジング。


比較対象は 7 インチ 16:9 タブレット「Nexus 7 (2012)」。Google Chrome を使用。
両者のディスプレイの高さは殆ど同じ、ただ横幅があるだけで、一度に見られる情報量が劇的に増加することが多いです。
(Chrome の設定はどちらもデフォルトのままですが、Nexus 7 の方はスマートフォン向けの表示、ZenPad S 8.0 の方は PC 向けの表示に勝手に切り替わっているよう。)


キーボードも横幅が広がるだけで、かなり打ちやすくなっています。
今まで、タブレットで文章作成なんて出来ない、効率悪いと思っていたのですが、ZenPad S 8.0 を使ってみて、ブログを軽く弄ったりなど簡単な文章作成ならこれでもいいかなと思えるように。

タブレットをスマートフォンの延長ではなく、PC の延長として使いたい方は、「ZenPad S 8.0」を購入すべきです。他のタブレットでは絶対に満足できません。所詮、タブレットだなという感想に行き着きます。

ユーザーの特徴に立って言い換えれば、コンテンツを消費するユーザはもちろん、コンテンツを作成するようなユーザにもオススメしたい、そんなタブレットです。

Apple はこれがわかっていて iPad シリーズをあの画面比でリリースしていたんでしょうね。今まで、タブレットでドキュメント作成をしている人を見て、何やってんだかくらいに思っていたのですが、反省しました。


■ その2 「薄くて、軽い!」


慣れてしまうと、なんてことなくなってしまうのですが、

薄くて、

左から、「Nexus 7 (2012)」、「ZenPad S 8.0」、「iPod touch (第6世代)」。
厚み (公称値) は順に、10.45 mm、6.6 mm、6.1 mm。
見比べて、かなり薄いことがわかると思う。


軽いんです!

公称 298 g、実測 282 g。公称値より 10 g 以上も軽かった。
因みに、Nexus 7 は公称 340 g、実測 339 g (保護フィルム込)
iPod touch (第6世代) は公称 88 g、実測 94 g (ガラスフィルタ込) でした。


ZenPad S 8.0 は、薄さと軽さはもちろんのことですが、手との背面が樹脂素材で適度な摩擦、片手でも持つことの出来る適度な大きさとなっており、非常に使いやすく仕上げられています。

私自身、あまり手は大きくないので、大抵の方なら片手持ち可能だと思います。
小柄な女性だと片手持ちは厳しいかもしれません。


■ その3 「USB Type-C で日々のあの面倒な一瞬を簡単に」


スマートフォンやタブレットは、電池がなくなれば、ただの板。必ず充電する必要があります。
頻度が高い人なら毎日、どんなに少なくても週 1 度くらいは充電するはずです。

そんなとき、どっち向きに挿せばいいんだっけ問題が必ず発生します。 (比較的新しい iOS 系端末は除きますが。)
若ければスイスイ行きますが、年を取ればよく見えなくて上手く挿せないことも。若くても面倒なのには変わりないですが。

一般的な Android タブレットで採用されている「Micro USB Type-B (USB 2.0)」

この問題も ZenPad S 8.0 なら発生しません。
なぜなら、どっち向きに挿してもいいから。

ZenPad S 8.0 で採用されている「USB Type-C」

USB Type-C の利点は実はこれだけではありません。

付属のケーブルは USB 2.0 のものですが、USB 3.1 に対応したケーブルを使い、対応した PC に繋げば高速にデータをやりとりすることが可能。っぽい。 (「っぽい。」としたのは、実際に試せていないから。)

USB 3.0 ポートが搭載された Windows PC に接続した際、
「このデバイスはさらに高速で実行できます」と出てきた。

HDMI をはじめとする外部ディスプレイ接続用の端子としても USB Type-C の採用が決まっていたりします。
(ただ、Android には Miracast があるのでそのままの用途では使われない可能性が高いけど…… レガシーなプロジェクタに繋ぐような用途では需要はあるかもしれない。)

今後、USB Type-C に対応した、これまでにない面白デバイスも登場するかもしれません。新しいものってワクワクしますね♪


■ その4 「前面デュアルスピーカでクリアなサウンド」


ZenPad S 8.0 は、ディスプレイのそばに 2 つスピーカがついており、タブレットにしては非常にいい音で音楽や動画などを楽しむことが可能。

ZenPad S 8.0 の動画がなかったので、ZenPad 7.0/8.0 の動画


背面にスピーカがついているタブレットもよくあるのですが、それとは比べるのは失礼極まりないです。机の上に置いたら、音が聞こえにくいとかありえません! そして、音もずいぶんと違います。
モノラルとステレオという違いも重要ですが、スピーカ位置もしっかりしていないとやっぱりダメなんですよ。うん。


■ その5 「ZenMotion で操作効率性アップ!」

これは、動画を見てもらったほうが早いと思うので、どうぞ。

スクリーンのオン/オフ (電源ボタンの代わり)

アプリの起動

見てもらえましたか?
こんなのなくても困らないじゃんと思うかもしれません。でも、使ってみるとすごく便利なんです。

前者の場合は、わざわざ電源ボタンを押す必要がなく、机の上にタブレットを置いたまま、「起きてー」と画面をダブルタップすればいい。 (スリープからの起動は Android 5.0 の機能。スリープさせるのは、ZenPad 固有の機能。何かアプリを立ち上げていても、ステータスバーをダブルタップすれば、スリープさせることが可能。)

また、今すぐ調べ物がしたいなら、後者の動画のように画面上でジェスチャをすれば、対応したアプリが起動してくれます。電源ボタンを押して、アプリのアイコンを探して、タップして……という操作が不要になるんです。PC でショートカットキーを多用する私にとっては、最高の機能です。
もちろんブラウザだけでなく、他のジェスチャもありますし、任意のアプリを登録することが可能です。


また、パターンやパスワードロックをかけている場合にも使えます。
ロック解除画面が表示され、解除すればアプリが立ち上がる形です。

ただ、まだ不完全。
端末が縦向き (縦長) の状態でのジェスチャーのみを想定しているようで、横向きにして「w」とジェスチャを行っても、ブラウザは立ち上がってくれません。今後のアップデートで変わるかもしれません。



ZenPad S 8.0 を触っている中で「ここは!」と感じられた点を挙げてみたのですが、どうだったでしょうか。

「ZenPad S 8.0 いいじゃん!」と思ってくれたら、頑張って投稿を書いた甲斐がありますね♪


次回は、ZenPad S 8.0 のアクセサリである、
  • Z Stylus
  • Zen Clutch
のレビューをする予定です! お楽しみに♪







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